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さよなら青春 いきものがかり(作詞:水野良樹) 歌詞の感想と解説! 

悲しみを抱きしめて それでも冬を越えて

春を待つひとにこそ 幸せはくるんだと

君は信じてたんだ だから僕も信じた

 

 

どうもこんにちは、ムッチローでございます。

皆さんもそろそろ冬休みに入ってくるんじゃないかなという頃ですけれども、今日はいきものがかりさんの新曲「さよなら青春」について取り上げようと思います。

 

 

さよなら

さよなら

僕らの青春

 

 

「さよなら僕の青春」ということで、結構悲しい曲なのかなっていうか、おそらくは「高校卒業」みたいなところで話が展開していくのかなぁという期待があります。

 

 

今年もまた東京で 春を迎えるのかな

少し肌寒いけど 桜も咲き始めた

電車から見えている 綺麗なビルの群れに

いつからか 慣れている 自分がいる

 

この部分の歌詞は、僕の大好きな浜崎あゆみさんもカバーされているように多くのアーティストがカバーする名曲「卒業写真」の歌詞によく似ています。

卒業ソングは、こんなフレーズが一番しっくりくるんですよねぇ。

 

 

改札を出てすぐに 忘れものに気づいた

困るわけじゃないけど 小さく舌打ちする

からかうように晴れた 青空を見てたら

なぜだろう 君のこと 思い出す

 

 

んーなるほど。

若干説明文のような感じが否めませんが、そのあとの「君のこと」の部分に効いてくるのがすごく感じられるので結局いい歌詞だと思います!笑

「小さく舌打ちする」というところも、まだ幼さが残っていることをうまく表現しているなぁと思わせるフレーズですね。

 

 

悲しみを抱きしめて それでも冬を越えて

春を待つひとにこそ 幸せはくるんだと

君は信じてたんだ だから僕も信じた

 

 

「春を待つひとにこそ幸せはくるんだと」。

本当にその通りだと思います。

何も考えずにだらだらと時間を消費している人よりも、夢をしっかり持って上を向いて歩いている人の方が何倍も輝いているように感じられますもんね。

「君は信じてたんだ だから僕も信じた」というように、僕らは人を信じ続ける事がとても大切なのです。

 

 

今だけを生きて

今だけを生きて

それぞれの未来は もう違う空

 

 

もう一つ大切なこと、それは今を生きること。

時には過去にとらわれながら、それでも僕らは今を一生懸命に生きていかなければならない。

昔の友人との思い出。恋人との出会い、それらはすべて過去のもので、私たちが生きているのは現在。

その時間的で絶対的な違いを、認めざるを得ないことの苦しさもこの曲は感じさせてくれますね。

切ないなぁ。。

 

 

物語は続くよ さよならばかり置いて

心だけがいつでも 時から遅れていく

でも振り返ることに 甘えてはいけない

だからもう 今日だけを 懸命に

 

 

「物語は続くよ さよならばかりを置いて」というのはすごく人間の感性みたいなものの複雑さを物語ってますよね。

記憶に残るものは、とても愉快で楽しい、幸せな思い出もあれば、それらはまわりまわって「さよなら」を連れてきて。

過去を見返した頃には「さよなら」ばかりが転がっているように感じられる。

すごく切なくて、どうしようもない現実がただそこにはある。

 

 

「また会えたら良いね」と 最後に君は言った

あの日の写真はまだ アルバムに挟んでいる

見てしまえば泣くから まだ開いてはいない

僕だけが この今を生きている

 

 

「見てしまえば泣くから まだ開いてはいない」。

とても濃度の濃い、充実した青春時代だったのでしょう。

それだけ素敵な毎日を送れたからこそ、今の苦しみがあって、でも後に何も残らないような人生は嫌ですよね。

だから僕たちはそれらを乗り越えて‘また思い出を作り続けるんですね。

 

 

君と出会えたことを 君を愛したことを

忘れはしないだろう 忘れられないだろう

物語は続いて いつまでも続いて

 

 

そうですね。

僕たちの人生は、学生の時間が終わっても、そのころの友達と別々の人生を歩むことになっても、ずっとずっと続いていく。

だからこそ、ずっとあのころの明るかった時間を心の中に持ち続けて。


Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/ikimono-gakari/sayonara-seishun/