川べりの家 松崎ナオ (作詞:松崎ナオ ) 歌詞の感想と解説!
大人になってゆくほど
涙がよく出てしまうのは
1人で生きて行けるからだと信じて止まない
お久ぶりです。
2日ほど投稿をさぼっていたので再開しようと思います。
というわけで今日は松崎ナオさんの新曲「川べりの家」を見ていこうと思います!
それでも淋しいのも知ってるから
あたたかい場所へ行こうよ
1つ前の歌詞も合わせてみていただきたいのですが、なんとなく大人になることってすごく怖いですよね。今までずっと仲良くしてきた人たちも自分もみんな離れ離れになって、違う人生を歩み始める。
そんなことを考え始めると想像もつかないし考えるのもやめたくなる。
ただ、僕らはみんな大人になるしかなくて、それを受け入れるしかない。
抵抗感を抱いたまま、大人になっているかもしれません。
どうしても淋しさから逃れられない。そんな時は「あたたかい場所」にいこうと。
「あたたかい」とひらがな表記になっているあたりやさしさというか人間の温もりが感じられて素晴らしいですね!
川のせせらぎが聞こえる家を借りて耳をすまし
その静けさや激しさを覚えてゆく
「川のせせらぎが聞こえる」ということは自然に包まれた場所にある家なのでしょう。そしてその場所を「借り」て自然の静けさや激しさを覚える。
ここでの「借りる」というのは、正式に「借りる」のではなく、どちらかというと「お邪魔する」くらいの方が解釈としては正しいのかもしれませんね。
歌は水に溶けてゆき そこだけ水色
幸せを守るのではなく
分けてあげる
なるべく大きくて
なるべくりっぱな水槽を
水色っていうわりには水に混ぜると場所がしっかり分かる。
自然の「水」の瑞々しさと、自分の心を歌った歌の濁った「水色」。その違いを知ることが大切だということかもしれません。
「幸せを守るのではなく分けてあげる」というのは本当に大切な考え方ですよね。
とくにこれからの時代「シェアエコノミー社会」が形成されていって、もっともっと人と人とのつながりが中心の世のなかになっていきますからこういった側面を持つことがとても大事だということが言えるかも知れません。
自転車で買いに行き はなしてやろう
なんて奇跡の色を持っているの
ここでの「はなしてやろう」は「話してやろう」だと思うのですが、おそらくここもひらがなにすることで柔らかくて居心地がいいような、のどかな世界観を描くことに成功しているんですね!
いやぁ、引き込まれる歌詞ってやっぱり最高。
「水色」だったり「奇跡の色」だったり、この曲の一つのテーマに「色」があるのかもしれません。
キラキラ揺らめいてる
水溜まりに映っている ボクの家は青く透け
指でいくらかき混ぜても
もどってくる
「ボクの家は青く透け 指でいくらかき混ぜても戻ってくる」て。。
どうやったらこんな素敵な歌詞が書けるんでしょう。
実際に川とかに行って体験してみないと浮かばない歌詞だと思いますね。いやぁ、美しい。
どんなに自分が苦しくても、ここには帰ってこられるということを表現しているのかもしれませんね!
とても儚ないものだから
大切にして 一瞬しかない
「水」というのはとても儚くて、それは自然すべてに共通すること。
同じ景色は、二度と現れない。
僕らも、毎日を一瞬一瞬大切に積み重ねていきたいですね!
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