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愛のために EXILE(作詞:ATSUSHI) 歌詞の感想と解説!

言葉だけじゃ伝えきれない…(for love, for a child)

その想いを空に繋いでこう…(for love, for a child)

 

 

今日はEXILEさんの新曲「愛のために」を見ていこうと思います。

とても素敵なタイトルなので、どんな感動が待っているのか、楽しみです!

 

 

いつか準備ができてから

始めようって決めてたけど

今 君が笑顔になれるなら

その準備はあとまわし

 

 

出だしからセリフが最高過ぎて。。

「今君に笑顔でいてほしい」から、「笑顔にさせるための準備」という自分を安心させるための時間を「あとまわし」にするという、こんなこと言われたらもうどうしようもないですよね。

「あとまわし」っていうチョイスが最高ですね。二人の距離感とか恋愛のかたちが見えて、初手から感動しております。

 

 

ときにはワガママに

自分を貫いても

それが誰かのためになるのなら

きっと間違いじゃない

 

 

自分の愛する人のために自分を犠牲にしたり、愛する人との時間を守り続けようとする姿勢は、きっと誰かの幸せにつながっている。

そう信じて、人々は「愛のために」いろんな決断をする。タモリさんの有名な言葉があります。戦争がいつまでもなくならないのは「愛」があるからだと。誰かが誰かのために、愛を育むために戦っている。

そうやって世界は今日も回っている。

 

 

言葉だけじゃ伝えきれない

その想いを空に繋いだら

こんなにも大きな輪になって

幸せの中に君がいたよ

 

 

「大きな輪」というのは地球のことを言っているのでしょう。

この大きな地球に自分がいるのは、愛する人のため。

もしかしたら、この地球は自分と愛する人の2人のためにあるのかもしれないだなんて思い始める。

そんな幸せの中に、「君」を見つけ、愛を育んでいる。

いやぁ、素敵すぎる。

 

 

君との 思い出 離さない

二度とない この瞬間 忘れない

 

 

ここまであまり見慣れないような世界観を広げてきて、ようやくラブソングの定番フレーズが入ってきました。

ここまでこういったフレーズを使わずに素晴らしい世界観を表現できているこの曲は、まさに名曲ですね!

 

 

生まれながらに苦しくて

夢を見れない子どもたちがいて

日々の生活に疲れ果てて

空を見れない大人もいる

 

 

ここであれれ、となるわけです。

ただのラブソングじゃなかったの、と。

違ったんですね。この曲が見ているのは「世界」であって「平和」である。そんな解釈が適切なのかもしれません。

世界に「愛」が溢れるように、まずは僕らは「愛」を受け取れていないその存在に気付かなくちゃいけない。

 

 

苦しみの尺度は

それぞれ違うけれど

少しずつでも希望はみえるはず

そう信じていようよ…

 

 

「希望」を捨てたら「世界平和」は訪れない。

「愛」を持ち続けて、「愛」を分け合えるような世界を一人一人が思い描くことができたら、きっと「希望」は見えてくる。

そう信じて生きていくんだ。

とても考えさせられる歌詞で、とても味わい深いですね。

 

 

最初から自信がある人なんていないから

進みながらでいいんだ

for love, for a child, for me, for you…

 

 

僕らは初めから「愛」が何であるかを知っていたわけじゃないし、その存在に気付けないまま寂しい思いをしてきた人たちも多くいる。そもそも「愛」で溢れていないような世界だってある。

僕らができること。目の前の人を笑顔にすることだったり。

少しずつ少しずつ、前に進んでいこう。

とても勇気づけられる歌詞ですね。

 

 

言葉だけじゃ伝えきれない

全ての想いを今ここに

空高く強く掲げよう

何かが動き出すはず…

 

 

みんなが自分の「愛」を世界に広げて、この地球をいっぱいの「愛」で優しく包み込む。

それが大切で、大事なこと。

ラブソングだと思いきやまったく違う見え方に変わって、壮大なスケールで多くの人を勇気づけてくれるような、とても素敵で頼もしい一曲だと思います!


Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/exile/ai-no-tame-ni-for-love-for-a-child/