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まだスイミー 持田香織(作詞:持田香織) 歌詞の感想と解説!

不思議なことがあるよ
綺麗なことがあるよ
秋の匂い
屈む風が僕を勇気づける
 
 
どうもこんにちは、ムッチローでございます。
本日はドラマ『まだ結婚できない男』の主題歌となった持田香織さんの新曲「まだスイミー」を見ていこうと思います。
ドラマも非常に楽しみですし、同時に主題歌もしっかり理解しておきたいところです。
それでは、早速見ていきましょう。
 
 
夢歌う日々があるよ
戸惑う日々もあるよ
君の匂い
凪ぎる空へこころ満ちてゆけば
 
 
「凪ぎる」とありますが、これ、ちゃんと読めますかね笑
私は早速読みがわからない単語が出てきて動揺しているんですが、こういう時はグーグル先生に聞いてみるのが一番ですね。
「なぎる」と読むみたいです。
意味としては「静かである様子」とか「静まり返る」みたいなことらしいです。
そう考えると、広く澄み渡った空を見上げて、心が落ち着いて浄化されていくような描写がここでされているということが分かりますね。
 
 
 
奥にかさばった遠い日の想い
今まだ晒せるだろう
 
 
「晒せる」は「さらせる」と読みます。
「かさばった」という言葉のチョイスは、先ほどの表現と合わせてみると、どこか田舎に住んでいるようなイメージが湧いてきます。
半袖短パンで、晴れ渡った自然の中で生活している様子。
すごい勝手な妄想ですね。笑い
 
 
かなわずも
失くすことのない
あの日覚えた小さな騒めきも
揺らめいて輝き増すように
日々を泳いだ
もうすぐ君に逢いに行くから
 
 
「かなわずとも失くすことのないあの日覚えた小さな騒めき」というのはすごい甘酸っぱいですねー!
一人の人間に一目惚れして、最後には自分の思いも相手に伝えて、それでも願いは叶わなかった。
苦くて苦しい思い出は、消し去りたいと思うものですが、どうしても人間はそういうことに限って頭に残り続けたりするんですよね。
それが人生と言ってしまえばそれっきりですけど、まだその相手に思いを寄せて、自分の夢を捨てきれずにいるというのがすごく胸に響いて、きゅーっと締め付けられるフレーズだと思いました。
そして「もうすぐ君に逢いに行くから」と、その人と再会を果たそうと決断したわけですね。
きっと、そういう意味では田舎で生活を送っているというのはあながち間違った解釈ではなかったのかもしれませんね。
 
 
紡いだ日々があるよ
優しい人がいたよ
樹々の匂い
揺蕩う君に僕は寄り添ってみる
 
 
なんか毎回難しい言葉が登場してくるなぁ笑
でもこの「揺蕩う」は読めました。
なぜなら私はまふまふさんが大好きだから笑
今度の東京ドームライブももしかしたら参戦するかもしれませんし。
そのまふまふさんの楽曲の中に(ほんとうはAfter the Rainというそらるさんとまふまふさんのユニットの楽曲)、「四季折々に揺蕩いて」という曲があるからです。笑
これもまたとんでもない、いわゆる神曲ですんで、みなさんぜひYouTubeからご覧いただきたいですね。
 
 
 
這いつくばって
近付いた日暮れ
明日へ手放してみよう
 
 
いやぁここでこんな素敵なフレーズに出会えるだなんて!
「這いつくばって近付いた夕暮れ」ですって。
物理的にも時間軸的にも「近づいている」っていうのをかけているんだと思うんですが、それにしても素敵な表現だなー。
茜色に染まった空を背景に、坂道で主人公が自転車を押しながら歩いている様子が脳裏に瞬間的に描かれました。
よくできてるなーと感心してしまいますね。
 
 
語らずも
分かち合えるなら
躊躇いもせずに君に触れたいな
煌めいて溢れ出すように
日々を泳いだ
もうすぐ君に逢いに行くから
 
もうすぐ君に逢いに行くから
 
 
ここで主人公が「分ち合」いたいのは、相手との時間だったりお互いの関係だったり、距離の近さだったりなのかもしれません。
そして「泳ぐ」という表現が先ほどから積極的に使われているのには、おそらくこの主人公の相手への強い想いを自然な表現で描きたかったからでしょう。
言葉選びがとにかく繊細で、とても魅了された一曲でした。