ムッチローの呟くには少し長い呟き

毎日140字ではとても収まりきらないような呟きの数々

I LOVE... Official髭男dism(作詞:作詞:藤原聡) 歌詞の感想と解説!

僕が見つめる景色のその中に 君が入ってから 変わり果てた世界は

いつも卒なくこなした日々の真ん中 不思議な引力に逆らえず崩れてく

 

 

どうも、ムッチローです。

本日はOfficial髭男dismさんの新曲「I lOVE...」を取り上げたいと思います。

まさに今ノリに乗っているOfficial髭男dismさん。ここ最近は存在感が圧倒的ですよね。

楽曲がいちいち素敵ですし、世界観が多くの人を惹きつけているんだと思います。

 

 

I Loveなんて 言いかけてはやめて

I Love I Love 何度も

 

 

うわぁ。

最初からなんと素敵な。。

「I love you」の一言がいつものどに引っかかって口に出せない。

相手に届かない。

それでも気持ちだけは相手に届けたいって思い続けていて、「I love」を何度も何度も繰り返している。

最後の「you」が言えないだけで、こんなにも苦しいんだって、恋に落ちると感じますよね。。

いやぁ、淡い。

 

 

高まる愛の中 変わる心情の中 燦然と輝く姿は

まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいな イレギュラー

独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに鮮やかな色彩に

普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて

 

 

「燦然と輝く姿はまるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具みたいなイレギュラー」と。

これはかなり難しい表現ですね。

絵具が解けていく瞬間って、僕らは小学校の図工の授業の時とかによく目にしませんでしたか?きっとあんな感じのことを言っていると思うんです。

とてもきれいで、澄み切っていて、でも完璧に溶けることはないような心情。

それが恋心。そんなことを教えてくれているのでしょうか。

 

 

見えない物を見て笑う君の事を 分かれない僕が居る

美しすぎて目が眩んでしまう

今も劣等感に縛られて生きている

 

 

「今も劣等感に縛られて生きている」というのは、きっと自分が恋している女性と自分の間に必然的に感じられてしまう「人としての魅力」の大きさからきているのでしょう。

自分はその女性に愛されたいし愛したいと思っている。だけれどどうも生きている世界が違うみたいで、相手には自分の姿、自分の色が見えていないのかもしれない。

そんなことを思ってまた自信をなくして臆病になってしまう。

 

 

I Love I Love 不恰好な結び目

I Love I Love 手探りで見つけて

I Love Your Love 解いて 絡まって

僕は繰り返してる 何度も

レプリカばかりが飾られた銀河 カーテンで作られた暗闇

嘆く人も居ない 鼠色の街の中で I Loveその証を抱き締めて

 

 

「レプリカばかりが飾られた銀河」や「カーテンで作られた暗闇」。そんなものがそこら中に溢れるこの世界で、それでも特別素敵な光を放っている女性。

自分の思いがその人に届かなくとも、その女性はまだきっとこの街で輝き続けている。

だから、いつかは「I love you」と言える日が来ると信じ続けていたい。

 

 

喜びも悲しみも句読点のない想いも

完全に分かち合うより 曖昧に悩みながらも 認め合えたなら

 

 

「句読点のない想い」ってほんとに素敵な表現。素敵だ。

句読点のない文章はとても読みづらくて、なんだかぐちゃぐちゃして伝わりづらい。

自分が感じている、その女性への想いの形はそれによく似ている。

どうしようもないほど溢れ続けて、自分ではどこに区切りをつけていいのかも分からない。うまくまとまらない。

だけれど、それでも自分の想いを伝えたい。きっと届くと信じているから、止められない。

 

 

 

重なる愛の中 濁った感情の中 瞬きの僅かその合間に

君がくれたプレゼントはこの やけに優しい世界だ

イレギュラー

独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に

普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて

 

 

「君がくれたプレゼントはこの やけに優しい世界だ」。

その女性のせいで自分の心情は大きく変化してしまった。だけれど、誰かを想うことの大切さに気付けたのは、その女性がいてくれたから。自分の冷たい世界に入り込んで、暖かい光で照らし続けてくれたから、今の自分がいる。

 

 

受け取り合う僕ら 名前もない夜が更けていく

 

 

「名前もない夜」。

「クリスマス」や「結婚記念日」みたいなしっかりとした名前があるわけじゃないけど、二人の誕生日、二人が恋に落ちた日、二人が笑いあえた日。そんな些細な日々を、二人の間に留めて抱きしめ続けていたい。

いやぁ、ほんと心が暖かくなる素晴らしい曲。こりゃ通りで売れるわけだ。

 


Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/official-hige-dandism/i-love/