RECIPE(レシピ) 山下拓郎(作詞:山下拓郎) 歌詞の感想と解説!
君のため選んだ
しあわせのレシピを
始めよう 今夜も
キャンドルを灯して
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このブログでは、毎日話題の邦楽の歌詞についてみていき、感想を勝手にお届けするといった内容になっております。
ぜひ一読していただけると幸いです。
さて、本日は山下拓郎さんの楽曲で、グランメゾン東京の主題歌にも採用された「RECIPE」を見ていこうと思います!
やすらぎのスープに
今日の日を溶かして
くちづけのテリーヌに
はげましのジュレ添えて
「やすらぎのスープに今日の日を溶かして」という最初の部分からすでに山下拓郎さんのほっこりとする、温かみのある曲調が感じ取れて、素敵な楽曲なんだろうということが期待できますね!
さみしさを炙って
とまどいを煮込めば
僕と君の想い やがて
ひとつに薫り出す
「さみしさ」と「とまどい」を混ぜ合わせて、二人だけの味を出す。
だってこのさみしさもとまどいも、僕ら2人だけで作り上げたものでしょ、と。
本当にきれいな楽曲。心が温まっていきます。
ゆううつなスパイスも
ほほえみのポトフに
投げ込んでしまえれば
形も残らない
本当に最高ですね。
あなたの憂鬱も、自分がすべて受け止めて、打ち解かしていきたい。
自分の憂鬱も、あなたが溶かして形をなくしてくれるように。
こうやって二人で生きていこう。互いを許しあって、笑顔の形だけが残るように。
君と
しあわせのレシピで
しあわせを作ろうよ
しあわせのレシピで
愛をもっと味わいたい
「僕」と「君」の間に生まれた「幸せ」を、料理に例えて表現し切るこの感じ。
本当に素晴らしいとしか言いようがないですよね。
この「料理」に例えることで、この二人が学生とかではなく、しっかり大人の、もしかしたら結婚しているような二人を連想させることもできていて、歌詞を一通りみて感じ取れるものがすごくクリアで気持ちがいいですよね。
このあたりは流石としかいいようがないです!
やさしさのムニエル
美しいマリネ
胸焦がすグリエ
匂い立つフロマージュ
「ムニエル」「マリネ」「グリエ」「フロマージュ」など、この辺りは知っている人と知っていない人と大きく分かれる部分ですが、「ムニエル」などはよく歌詞に入ってくることがありますよね。
鮭のムニエルなどが料理としてあるんです。
そんな感じでおしゃれな言葉選びがされているという感じですね。
語彙力の高さも素晴らしい。勉強になります。
こぼれ出る心
ひとつまみのジェラシー
いつかみんな混ざり合って
きれいな愛になる
とびきりのキュイジーヌ
「いつかみんな混ざり合ってきれいな愛になる」というのは先ほどから続けていたように「混ぜる系」の表現の続きですが、本当に素晴らしい。
おやすみのブリュレを
もうひとつ 今夜は
まどろみをほおばって
夢へと届くように
ここが本当に一番好きな部分なのですが、「まどろみをほおばって夢へと届くように」が最高ですよね。
本当に美しい。
「まどろみをほおばる」なんてそこらの人間では思いつきようがないというか。
「ほおばる」をひらがなにしているあたりもしっかり気遣いができていて流石ですね!
Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/tatsuro-yamashita/recipe/