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Raspberry Lover 秦基博(作詞:秦基博) 歌詞の感想と解説!

さも 彼女だけが童話の中にいるように
どれだけ近くにいても この手は届きはしないのに
 
さて、本日は秦基博さんの新曲「Raspberry Lover」を見ていこうと思います。
なんだかんだで秦基博さんの楽曲を扱うのは初めてなので、とても楽しみです!
 

 

その木苺色 纏った唇に
それでも 触れたいと願う 僕は間違ってるのかな
 
 
「木苺色」と書いて「キイチゴイロ」と読みます。
好きな人の温度を肌で感じたいと一方的に思うことは、どれくらい間違ったことなんだろうと、自分を客観視しようとしているのが新しいですね。
 

 

今 彼のことを見つめる横顔に
一切 入り込む余地なんてありそうにもないけど
 
「彼」と出てきたということは、主人公にはライバルがいるわけですね。
「入り込む余地なんてありそうにもないけど」のこの部分はどこかback numberらしさも交じっているように思えます。
 

 

なら 友達の輪で道化を演じる僕に
一瞬 目配せして 微笑んだ あれはなんだったの
 
 
「友達の輪で道化を演じる僕」とはいったいどういうことでしょう。
「道化」ってなんだ?と調べてみたところ、「『道化』の意味は人を笑わせるおかしなしぐさや言葉のこと」とありました。
そんな言葉があったんだと感心しました。
 

 

Lalala ねぇ 声が聞きたいよ
Lalala 自分が自分じゃないみたいだ
 
 
この曲の中では数少ない普通の言い回しがされている部分ですね。

 

Raspberry Lover
奪い去る そんな勇気もないのに
何を差し出せば
この僕に その甘い実をくれますか
 
 
一方的にすべてを自分のものにしようとするんじゃなくて、「何か」を差し出すことで気を引こうとする主人公。
二人の距離はかなり遠いようです。
「甘い実」というのもまたエロティックで。
 

 

また ポーカーフェイスで会話を続けながら
一体 何回 頭の中で抱きしめるんだろう
 
 
ここ一番好きな部分かもしれない!
「一体何回頭の中で抱きしめるんだろう」の部分。
最高ですね。ありそうでなかった表現かもしれません。
 

 

そう 彼の前では怒ったりもするんだね
なんで ガラスの靴を拾うのは 僕じゃなかったんだ
 
 
「そう」と冒頭に付け加えるだけで、ものすごく嫉妬している様子が感じ取れます。
この二文字でこの効果は絶大ですよね。
さすがシンガーソングライターのプロって感じです。
 

 

Lalala ねぇ 気づいているんでしょ
Lalala 他の人じゃダメなんだ
 
 
このあたりはかなりベタなフレーズが続きます。
 

 

Raspberry Lover
僕だけの彼女をもっと知りたい
教えてくれるなら
その粒が毒入りだって構わない
 
「僕だけの彼女をもっと知りたい」ってこれも出そうで出ない的確な表現ですね。
めちゃめちゃ上手。すごい。
 
秦基博さんの歌うこういった曲も、しっかり秦さんらしさがあって魅力的ですね。
個人的には「ひまわりの約束」のイメージが強かったので、今日この曲を知ることができてとてもよかったです。
これからも聴いていきたい一曲ですね!