ムッチローの呟くには少し長い呟き

毎日140字ではとても収まりきらないような呟きの数々

会いたいよ(手塚翔太 作詞:秋元康)  歌詞の解説!

君がいない世界は
光を失ってしまった
僕には何ももう見えないよ
暗闇が広がるだけ
 
お久しぶりです。
そして前回の投稿を見て下さった方には一つ謝らなければならないことがあります。
まず7月10日に投稿を再開すると言っておきながら、今日7月15日まで投稿をしなかったこと、すみませんでした。
そしてこの夏、私は海外に行きます。8月の25日まで、長い間ブログを更新することは難しくなると思います。ほんとうにすみません。
あと5つほどはブログを毎日更新することができると思うのですが、それ以降は8月25日からの投稿になると思います。
わざわざこんなブログに足を運んでいただける人がいるのにも関わらず、私の都合で更新頻度を変更してしまうこと、申し訳なく思います。
これからも流行りの曲や注目されている邦楽を取り上げ、私なりに解釈したものを投稿していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
そして今日なんですが、ドラマ『あなたの番です。』の主題歌として今ランキングで1位を獲得している、手塚翔太さんの『会いたいよ』を見ていこうと思います。
この曲のアルバムのジャケットを見たんですが、そのまま田中圭さんで一瞬戸惑いました。というのも、こういう歌手やバンドのメンバーではない誰かの写真がそのままアルバムのジャケットになっているものって結構見かけるじゃないですか。
ファンキーモンキーベイビーズのアルバムとかはマー君くりぃむしちゅーの上田さんなどがジャケットになっていたりしますよね。なんかそれを思い出してなつかしい気持ちになったりならなかったり。
はい。というわけで今日は手塚翔太さんの楽曲を見ていこうと思います!
 
でも瞼を閉じてみれば
今も浮かぶ 2人の日々
この手をそっと
伸ばしたくなる
微笑む君に
 
さきほどの部分でも読み取れるように、この主人公は愛する人をなくしてしまったようです。
あたりを見回しても真っ暗で、目を開けていれば怖くなる。ふと目を閉じてみると、その中はとても心地が良かった。愛していた「君」の姿が、まるで会っているかのように鮮明に瞼の裏に映し出される。
目を閉じれば君が出てくるパターンっていろんな楽曲で見られますよね。ぱっと思いつくのは藤巻亮太さんの3月9日や桐谷健太さんの海の声などですかね。
 
会いたいよ 会いたいよ
涙が溢れて止まらない
会いたいよ 叫んでみても
声にならない もう一度だけ
会いたい
 
ここで主人公の心の中にため込んでいた思いが言葉になってあふれ出てきます。
目を閉じればそこには確かに「君」がいて、手を伸ばそうと目を開けるとそこには誰もいない。もう一度目を閉じる。また「君」がいて。
「君」との記憶を消し去ってしまえればどれだけ楽だろう、みたいな歌詞を書く人も結構いると思うのですが、それよりかは主人公はまだ「君」のことをまだ愛し続けていて、会えそうで会えないその境遇に暗闇の中で苦しみもがいていると。
近くにあるのに手が届かないほどつらいことはないですよね。
 
これから僕は1人、
誰のために生きればいい
この手で2度と抱けないんだよ
愛する君を
 
ここまで見てみても、この曲はとても素直で真っ直ぐですよね。これ毎回言ってることですけど、やっぱりあいみょんさんとかの曲とかをじっくり見てるとものすごく頭を使うんですけど、こういう歌詞はまっすぐ心に届きますよね。一度頭を経由せず、そのまま心で感じる曲だなっていうか。
これまで「君」と歩む人生を思い描いていて、それが現実に塗り替えられていくことに幸せを感じていた主人公は、突如「君」をなくしてしまったことで生きる意味を失いかけます。
毎日会えることが当たり前だと思っていた日々が、こんなにも真っ暗になるなんて、考えたこともなかった。二度と触れることのできない「君」の存在の大きさを、どうしようも亡くなった後に感じている主人公はとてもつらい気持ちなんだろうなって思いました。
 
君以外をもう愛せない
思い出の中で愛してる
永遠に 君を
 
「思い出の中で愛してる」という歌詞はすごく胸に響きました。
現実にいる「君」を追い求めていた主人公は、どうしようもないことを受け入れようとしながら、それでも「君」のことを愛していたい気持ちから、「君」という存在の形にこだわることを最後にやめるわけですね。
自分と「君」が過ごした幸せな時間は、目を閉じれば確かにそこにあって、それは永遠に残っている。
「時間」という牢獄に縛られて、現実で「君」とは別れをしてしまった。それでも「君」がどんな人間で、どれだけ好きな人だったかは、今でも目を閉じれば思い出せる。
だからこれからも、「君」を思い出の中で愛し続けたい。永遠にある、その幸せを。