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リブート(作詞:miwa、katsuhiko sugiyama 作曲:miwa)歌詞の解説!

ああすれば こうすれば
こうしたら なんて考えて
進めないでいるなら
複雑な感情 全部捨てちゃえ
 
 
今回はタイトルにもある通り、miwaさんの最新曲「リブート」を取り上げようと思います。
最近何かと話題にあがるmiwaさんですけれども、萩野選手との結婚はもう確定ってことでいいんですかねぇ。
私自身競泳を観るのが大好きで、北島康介選手に憧れて水泳を始めたりといろいろな思い出もあるんですが、ここ最近まではやはり男子個人メドレーで見られる瀬戸選手と萩野選手の日本人対決がどの大会でも楽しみになっていました。
そんな中で萩野選手が突如競泳に対するモチベーションが低下してしまった影響で世界水泳を始め大会に出場することがなかったわけなんですが、その間も私の大好きな瀬戸選手はいろんなところで「萩野、俺は待ってるぜ!」というようなメッセージを姿勢で感じさせるようにメダルを取り続けて、そのたびにニュースでも瀬戸選手の名前を目にすることが多かったと。反対に萩野選手の名前を見ることは、最近ではすごく少なかった。
そしてつい最近、やっと「萩野康介」の名前を耳にしたと思ったら、これですよ。
miwaさんがここで登場してくるわけですよ。
まぁ個人的にはものすごいビックリでしたけどね。まさかこういう理由で萩野選手の名前を聞くことになるなんて予想もしなかったですから。
miwaさんの曲に励まされたってことを萩野選手は言ってて、それはいいことだなぁと思いました。私の中でmiwaさんと言えば「溢れる思い~」ですね。
起業に興味があって、その関連で「リッチマン・プアウーマン」というドラマをツタヤで全巻借りて一気見したことがあったんですけど、あらゆるところでmiwaさんの「ヒカリ」という曲なんですけど、「溢れる思い~愛は君を照らす光になる~」が流れるわけですよね。
一時期その期間は頭の中をひたすらにその曲が流れていたのを今思い出しました。
まぁそんなことはいいんだわ。
歌詞、見ていくか。
この曲って多分ですけど萩野選手との交際が公になってからリリースされたものなので、おそらく萩野選手との交際中に書かれた詩なんだと思うんですよ。
この出だしの部分とかも、萩野選手の競泳に対する苦悩とかがすごく今もあると思うんですけれども、そのことに対してストレートにmiwaさん自身が励ましのメッセージを込めているんだと思います。
恋人を想って詩を書く。アーティストの方はよくあることなんでしょうね。
つい最近も浜崎あゆみさんとエイベックスの松浦勝人社長の過去の交際に関する「M 愛すべき人がいて」が話題になりましたよね。
浜崎あゆみさんの曲を今もよく聴く私からしたら、そりゃ少しは気になるけど、別に曲自体には干渉しないことだなって思いましたけどね。
そんな浜崎あゆみさんも、長瀬さんとの交際も含め、人生の中で大恋愛を重ねてきたからこそ書ける、人を引きつける詩があるわけで、私は誰を相手にしようと、そういったことはすごく素敵なことだなって思う側ですね。
 
 
求めたのは ユートピア
あなたからは ノーリプライ
 
 
ユートピアとは、現実の世界に息苦しさを感じている人が思い描く理想郷みたいなものです。
愛する人とともに人生を歩みたくて、今の人生を変えてほしかったけれど、その相手はそれを拒んだわけです。
そこにはどんな理由があるのでしょうか。
 
 
どこにいるの マイマエストロ
あなたじゃないの プライオリティ
嫌なことはもう デリート
いますぐ リセット
復活の メソッド
 
 
前半に日本語、後半はすべて英単語で揃えてくる。
視覚的にも楽しめるのがいいな、なんてふんわり思いました。
エストロとは、巨匠や師匠、他にオーケストラの指揮者のことを言うらしいです。男性名詞なので、この曲の主人公はmiwaさんの楽曲ではいつも通り女性ですね。
プライオリティとは、優先順位や先取権のことを差します。「あなたじゃないの プライオリティ」の部分は、私の中の愛すべきプライオリティ(優先順位)で一番の人が「あなた」のことだと思っていたのに、本当はそうではなかったという現実を突き付けられたことを表現しているんだと思います。
ずっと最愛の人であるはずだと思っていたのにそれが叶わなかったわけですから、当然何もかも嫌な気持ちが邪魔をして手につかないような状態に陥る。そんな時は自分を苦しめている過去や嫌なことをすべて捨て去って、もう一度勇気を出して自分のプライオリティをリセットするんだと。
恋愛に限らず、憂鬱な毎日が続いているのなら、一度立ち止まって、今から自分が何から手をつけていくべきか、どう生きていくべきなのかを考えることが大切なんだよ、とmiwaさんは私たちに言ってくれているわけですね。
 
 
ああすれば こうすれば
こうしたら なんて考えて
時間まで無駄でしょ
胸の痛み 蹴飛ばし舞い上がれ
愛してる 愛してる 愛してる
なんて 本音さえ言えないでいるなら
複雑な感情 全部捨てちゃえ
 
 
「胸の痛み 蹴飛ばし舞い上がれ」という辺りはどこかRiSAさんを連想させられますが、それくらい力強い表現がここで出てきます。
「本音さえ言えないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ」の部分は、相手の自分に対する思いを図りすぎて自分の気持ちを伝えることを忘れたままいろいろ考えて思い悩んでいる人に向かって、自分の思いも言葉にできないようなら、そんなにバカみたいにいろいろ考えたって何一つ解決しないし、ただ時間の無駄なんじゃねーかと。そんなこと今やめてしまって、すべて捨て去ってしまえ。そんな強いメッセージを感じさせます。
かっこいい。
 
 
迷い込んだ ラビリンス
あなたには 隠すエスオーエス
 
 
ラビリンスとは、迷宮のこと。
これは私のただのド素人の意見なのでもう誰も見ないで(じゃあ書くなよってね)なんですが、「迷い込んだ 迷宮」と並べると、「迷宮なんだから迷わなきゃ迷宮じゃないやん」っていう突っ込みが入るような気がするんです。
はい。ろくに読者もいないのに自分の意見書いてんじゃねぇってことですよね。
すいません。
 
 
話聞かない ホープレスマン
求めてないの フィードバック
誰に言うでもない ツイート
強気な バレット
新しい チケット
 
 
「マン」と言っている以上相手の男性のことを言っているわけですが、主人公が愛した男はホープレスだったという衝撃的事実。
どういう設定なのかよく考えてみたんですが、この曲を通してmiwaさんが聴いている側に伝えたいメッセージを一番受け止めなきゃいけない存在でいるのが主人公の最愛の男なんじゃないかと考えました。
主人公はいろんな経験を通じて成長し、複雑なことで悩み、勇気が出せずくすぶって前に進めずにいたところから、最愛の男の存在まで記憶から消し去って新たな道を歩み始めている。
その主人公にとって最愛の男は「過去の記憶」であり、過去の主人公のように何かに悩み、何も手につかないような状態にある人間であるとすればつじつまがあうと思うんです。
 
 
ああしたい こうしたい
こうしたら なんて言わなくちゃ
叶わないままでしょ
高いヒール 蹴散らし 舞い上がれ
信じてる 信じてる 信じてる
私は私 幸せになるんだ
複雑な感情 全部捨てちゃえ
 
 
ここで「私は私」というフレーズがポイントになります。
今の時代ならなおさら、周りが作り上げる「自分と同じ名前の誰か」のまま生きていることは多いと思うし、そこから離れ、本当の自分として生きていくのにはとても勇気が要ります。
「本当は○○みたいなことしたいけど、そうすると○○たちに変に思われるし○○って言っちゃったからどのみち変われないや」と思い悩み、結局「自分と同じ名前の誰か」に打ち負けてしまう。
そんな毎日の繰り返しはもうやめよう。自分が思う、自分のためだけの幸せを手に入れるんだ。このままじゃ、幸せになんてなれない。
だからこそ、私は変わらなきゃいけない。複雑なことばかり考えるのは、もうやめよう。
この曲に込められたメッセージは、そういうことなんじゃないかなって、自分で思って勝手に納得しています。
 
 
これで良いの 間違ってないよね
微妙なメリット 気まずいサルート
華麗にイグジット 共に笑うアミーゴ
 
 
サルートとは、ここでは挨拶のことを指していると思います。
昨日とはおさらばした「自分と同じ名前の誰か」だと勘違いされることが怖くて、それは自分を変えようと決意したときからずっと怖くて。
間違ってないよな。きっと、正しかったよな。
自分はここに、ちゃんとあるよな。
そんな漠然としたファジーな不安に駆られる。
でも、そんな怖さも、一度乗り越えた。もう、怖くないはず。
自分なら、乗り越えられる。
華麗にイグジット、友達も一緒に笑った。
 
 
 
 
 
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