ムッチローの呟くには少し長い呟き

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Pray(Alexandros 作詞:川上洋平)  歌詞の解説!

僕が君に
何か渡せるものがあるとするなら
 
はい、みなさんこんにちは!
今日もムッチローの歌詞解説がやってきたわけなんですが、今回はAlexandrosの最新曲、『Pray』を見ていきたいと思います。
私はAlexandrosが大好きです。もう好きで好きでたまらないです。
だから贔屓します。それはそれはどんでもないくらいに。
なんか外国人がYouTubeのコメント欄で日本人の動画でコメントする時にグーグル翻訳に頼った感がすごい感じられる文章みたいになっちゃったからそろそろやっていきたいと思う!
 
教えてほしい
何が必要で 何が足りないのかを
 
非常に分かりやすい歌詞ですよね。
Alexandrosの楽曲の素敵なところは、歌詞でそこまで難しい単語を使っているわけでもないのに(英語は除く)その意味が深く、とても考えさせられる点ですよね。
だから何回聴いても飽きませんし、ずっと好きでいられる。
そういうわけですよ、みなさん。
 
それでも君は
一人で歩く
何もいらないよと強がって
 
ありますよね。
思春期。
こんな感じで、「俺はもう一人で生きていけるから放っといてくれ!」とか言ってるくせにバリバリ夜ご飯は食べるし朝も母親に起こしてもらってるみたいな。
まぁ、そんな可愛気のあるような状況ではなくて、ただただ一人の男として、他人に頼るようではいけないと自分を鼓舞しているようなことを言っているのでしょうね。
 
祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光差すよう
 
さっきの思春期の例でいえば、この主人公は「母親」にあたるわけですね。
君は強がるけれど、道を踏み間違えそうになったり、進むべき場所が分からなくなったときは足元を照らして、もっと君が大きくなれるように、そう思って君に尽くす主人公の感情が表現されています。
Alexandrosの楽曲って、なんかいい意味で「上から目線」な歌詞が多いと思うんですが、どうでしょうか。曲を聴いているとよく人生の先輩に語りかけられているような、そんな気持ちにさせられる人は多いのではないでしょうか。
きっと、中高生を対象に楽曲を作っているのでしょうね。
だからファンも若い層がほとんどですし、そう考えると「思春期」の話はあながち外れてはいないのでは、なんて思ったり。
 
Every time I see you hurt yourself
You try to move on with no help
だから今は let me pray
 
Alexandrosは本当に英語が大好きなんだなーって思うよね。
でも、よくインタビューでも聞くけど、彼らは海外進出を目指しているから、英語の歌詞を混ぜてくるのは当然でもあります。
しかもボーカルの洋平先生は英語の発音がすごいきれい!
まぁ、君は誰の手も借りずに夢に向かって走っているから、私はいつも君を見守り、その夢が叶うことを祈っていると、そういう意味になってますね。
あいみょんさんとかと違って歌詞の意味が明快だから解説を書くのも少しは楽です笑
 
胸の奥で
どんな本音 揺らぎ
せめぎ合っているか
知る由もない
云う必要もない
君だけの物だから
 
いい親だなって思った笑
息子を信じて、道を踏み外した時は最大のフォローをして、それ以外は息子にすべてを委ねてる。
息子の人生は息子が決める。
息子の内面に触れるためには口を開かせなければいけないけれど、そんなことは息子にさせない。
すべての時間が、息子の時間であるために。
そんな強い意志が感じられますよね。
息子も親もその関係も、全部かっこいいですね!
 
それでも渡すよ
君が本当に
「何もいらない」と言えるように
 
ここで深い意味が隠されていそうな歌詞が登場してきます。
「何もいらない」と言えるように何かを渡すよ、と。
きっと、息子に常に「ベスト」な状態でいてほしい、最大限の可能性を見出してほしい、そのために必要なものは「親」として渡させてほしい。
いい親だぁ。
 
祈りたいよ 君のために
迷わないよう 光渡そう
 
いい歌だ。
これを聴いた人は「自分も誰かに見守られて、支えられながら生きていられているのかな」と思い返したりするんだろうなー。
応援ソングでもありながら、聴いている人にその人の人生をも考えさせるような、そんな真っ直ぐな曲がこの『Pray』なのかなぁと思いました。
 
さすがAlexandros。
リズムもよく、盛り上げれる曲でありながら、よく歌詞にも耳を傾けるととても考えさせられる曲だったことに気付いたりできる。
いろんな楽しみ方ができるのがこのバンドの曲の最もいいところだと思います。
これからも応援し続けます。
 
Alexandrosが大きくなっていくことを「Play」しています。