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パプリカ(Foorin 作詞:米津玄師)  歌詞の解説!

曲がりくねり はしゃいだ道
青葉の森で駆け回る
遊びまわり 日差しの街
誰かが呼んでいる
 
さてさて、今日はFoorinの「パプリカ」を見ていきたいんですが!
その前に注意点として、この曲の作詞と作曲を手掛けているのは、例のごとく米津玄師さんなんです!
ですので「あれ、この歌詞って米津さんの楽曲っぽいな」なんて感じ取れた方はすごい感性の持ち主だと思います。
ではでは、さっそく見ていきましょう!
 
夏が来る 影が立つ あなたに会いたい
見つけたのはいちばん星
明日も晴れるかな
 
この曲、NHKが関わってるらしいんですね、どうも。
なんか米津さんの曲にしては明るすぎて目を閉じてしまいそうな感じがするわけなんですが、まぁこういう歌詞も書けてしまう米津さんの能力に脱帽ですね。
特に歌詞に関してはおもしろいところなし。
 
パプリカ 花が咲いたら
晴れた空に種を蒔こう
ハレルヤ 夢を描いたなら
心遊ばせあなたにとどけ
 
なかなか温かく優しげな歌詞ですね。一つの部分を除いては。
そう、「パプリカ」ですよね。
なんでパプリカをチョイスしたねん!って感じなんですが、それを考えていくのが今回この曲を解説する意味となっています。
もう少し様子を見てみましょう。
 
雨に燻り 月は陰り
木陰に泣いていたのは誰
一人一人 慰めるように
誰かが呼んでいる
 
ここで情景がガラッと変わります。
ついさっきまではとんでもなく明るい風景が浮かんでいたのに、ここに来て突然薄暗く悲しげな雰囲気が出始めました。
 
喜びを数えたら あなたでいっぱい
帰り道を照らしたのは
思い出のかげぼうし
 
かげぼうしをかぶった「あなた」との思い出が主人公にはあって、それを思い出すたびにうきうきして、足もいつのまにか軽くなる。
きっと、「雨に燻り 月は陰り 木陰に泣いていた」のは主人公だったのでしょう。
その主人公の手を優しく引っ張るように、外の明るい世界へ連れて来てくれたのは「あなた」だったわけだ。
はぁん。
 
会いに行くよ 並木を抜けて
歌を歌って
手にはいっぱいの 花を抱えて
らるらりら
 
「らるらりら」とありますが、米津さんの書く歌詞でこのような擬音を用いているものは数少ないように思います。
そんな中「らるらりら」と使ったのは、主人公の元気で陽気な様子を的確に表現するとともに、NHKの曲っぽくするのが目的だったんじゃないかなーってちょっと思うよね。
大人の世界。
 
 
はい、結構短かったですね。
それにしてもどうして数あるものの中から「パプリカ」を選んだのでしょう。
きっと、パプリカの見た目に注目したのではないでしょうか。
パプリカの黄色や赤の明るい色、元気溌剌とした色に米津さんはどこかこの極とマッチする部分があると思ったのでしょう。
知らないけど。笑
正直米津さんの頭の中を解説するなんてあと四十年重ねても足りない。
 
パプリカ らるらりら